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  1. 新潟市議会 2022-03-09
    令和 4年 3月 9日環境建設常任委員会−03月09日-01号


    取得元: 新潟市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-22
    令和 4年 3月 9日環境建設常任委員会−03月09日-01号令和 4年 3月 9日環境建設常任委員会                 環境建設常任委員会会議録                令和4年3月9日(2月定例会)                                     議会第4委員会室 令和4年3月9日   午前 9時58分開会            午前11時05分閉会 〇環境建設常任委員会  1 審査日程について  2 議案審査    ・環境部      環境政策課   環境対策課              循環社会推進課  廃棄物対策課  3 陳情の趣旨説明の可否について    ・陳情第166号「新潟市東区牡丹山4丁目の市道の管理について」
    出席委員  (委 員 長) 美の よしゆき  (副委員長) 保 苅   浩  (委  員) 金 子 益 夫  佐 藤 幸 雄  栗 原   学  皆 川 英 二         林   龍太郎  風 間 ルミ子  宇 野 耕 哉  小 山   進         志 田 常 佳  竹 内   功  中 山   均 〇出席説明員  環境政策課長          清 水   洋  環境対策課長          小 泉 英 康  循環社会推進課長        鈴 木 稔 直  廃棄物対策課長         南 雲 洋 子  以上のてんまつは会議録のとおりであるので署名する。    環境建設常任委員長  美の よしゆき ○美のよしゆき 委員長  ただいまから環境建設常任委員会を開会します。(午前9:58)  本日の欠席はありません。  昨日、本会議で追加提案され、当委員会に付託された議案は、お手元に配付の付託表のとおりです。  ここで審査日程について改めてお諮りします。追加議案については、都市交通政策課が所管課であることから、都市交通政策課の審査日である10日に審査を行いたいと思いますが、いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○美のよしゆき 委員長  そのように行います。  次に、審査方法についてお諮りします。2月17日の当委員会において、新年度分の議案については、全員協議会において総括説明を受けるため、各部長からの総括説明は省略し、総括質疑のみを行うことで確認していましたが、追加提案分については説明を受けていませんので、審査日に部長より総括説明をしていただくこととしたいと思いますが、いかがでしょうか。                   (異 議 な し) ○美のよしゆき 委員長  そのように行います。  本日は、日程に従い、環境部の審査を行います。  また、審査終了後、昨日の本会議において新たに当委員会に付託された陳情の趣旨説明の可否についてお諮りしたいと思います。  なお、本日使用する資料は事前に配付していますので、御確認願います。  これより環境部の審査を行います。  最初に、環境部長に対して総括質疑はありませんか。                    (な  し) ○美のよしゆき 委員長  以上で環境部総括質疑を終わります。  次に、環境部各課の審査を行います。  最初に、環境政策課及び環境対策課の審査を行います。  環境政策課長から一括して説明をお願いし、質疑に当たっては、内容により環境対策課長からも答弁をお願いすることとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○美のよしゆき 委員長  そのように行います。  それでは、環境政策課長から説明をお願いします。 ◎清水洋 環境政策課長  議案第1号資料1、1ページ、令和4年度当初予算総括表環境部)、歳入歳出の金額は記載のとおりです。歳入については、環境政策課が前年度比182.8%、環境対策課が前年度比147.2%、歳出については、環境政策課が前年度比97.6%、環境対策課が前年度比113.8%です。  初めに2ページ、歳出、第4款衛生費、第1項保健衛生費、第7目環境保全費、市民との協働の環境づくりのうち、地球温暖化対策実行計画推進事業は、2050年ゼロカーボンシティの実現に向け、脱炭素型のライフスタイルや企業活動を推進し、市域における二酸化炭素排出量の削減等、実行計画に基づき、より一層取り組んでいくものです。  ゼロカーボンシティ推進事業は、新規事業です。地域脱炭素の早期実現に向け、国が選定する脱炭素先行地域に提案、応募するための調査、検討を行い、事業計画を策定するとともに、高断熱省エネ住宅の普及を促進するため、セミナーを実施します。また、市民の意識醸成を図るため、ロゴマークなどを作成し、あらゆる場面で広くPRするゼロカーボンシティプロモーションを展開するものです。  次の省資源・省エネルギーの推進のうち、再生可能エネルギー施設の管理は、集中改革プラン自家消費型風力発電施設維持管理事業として掲載していたものです。再生可能エネルギー導入推進の一環として、平成25年に、新潟市水族館マリンピア日本海の近くに自家消費型風力発電施設「なぎさの白い風車」を設置しましたが、風力発電設備の老朽化と今後の維持管理費用の増加を踏まえ、設備を撤去し、将来的な維持管理費と大規模改修費の発生を抑えます。  地域再生可能エネルギー導入促進事業目標設定)は、新規事業です。令和3年度実施の再生可能エネルギー導入可能性調査等に基づき、2050年ゼロカーボンシティ実現に向けて、2050年までの再生可能エネルギー導入目標や、2030年度のCO2排出削減目標施策目標を設定します。  再生可能エネルギー等導入推進基金積立金再生可能エネルギー地産地推進事業及び基金を活用した公共施設の低炭素化の推進の3項目は、いずれもこれまでの事業の成果として生み出された資金を基金に積み立てるものです。なお、再生可能エネルギー地産地推進事業は、新潟市と連携して再エネの地産地消に取り組む新潟スワンエナジーから事業利益の一部の寄附予定分を基金に積み立てるものですが、来年度、同社が公共施設への再エネ設備投資を検討していることから、資金需要によっては寄附額が変動する場合があります。  次の野生生物の保護・管理は、イノシシ等の出没時、猟友会と協働でパトロールや捕獲を行うほか、県の補助制度を活用し、銃猟免許新規取得者等に対して係る経費の一部を助成します。なお、新潟県猟友会が計画している大口径ライフル射撃場の整備については、建設予定地を秋葉区から西蒲区の巻クレー射撃場隣接地へ変更し、事業を進める予定です。また、摘要欄記載生物多様性地域計画の推進では、本市のレッドリスト、絶滅のおそれのある野生生物の種のリストの改定に向けた調査をします。  次の湿地の保全と活用は、ラムサール条約湿地の佐潟をはじめとする里潟の環境保全を進めるとともに、地域関係者や研究者とのネットワークによる情報交換課題解決に向けた調査、研究を行います。  3ページ、次の環境負荷の抑制は、環境影響評価制度の運用と、水質汚濁大気汚染、騒音などの規制対象となる事業場への立入調査などに要する経費です。浄化槽整備の推進の、浄化槽設置補助制度については、汚水処理における下水道との役割分担に基づき、下水道整備区域以外の市民に対し、負担が下水道接続と同水準になるよう工事費用の一部を補助し、合併処理浄化槽の設置を促すことにより生活排水対策を進めます。令和4年度は、令和3年度の実績を踏まえ、補助総額を増やしています。  次の監視体制の充実は、水、大気、地盤及び騒音の環境モニタリングに係る委託や調査機器維持管理等に要する経費です。  続いて、4ページ、歳入、第18款2項2目衛生手数料、第1節保健衛生手数料は、浄化槽保守点検業営業登録手数料です。  次に、第19款2項3目衛生費国庫補助金、第1節保健衛生費国庫補助金循環型社会形成推進交付金は、浄化槽の設置に係る国からの補助金です。  次に、第20款2項3目衛生費県補助金、第1節保健衛生費県補助金有害鳥獣捕獲担い手緊急確保事業補助金は、野生生物の保護、管理に係る県からの補助金です。  次に、第22款1項2目衛生費寄付金、第1節保健衛生費寄附金は、新潟スワンエナジーによる事業利益寄附予定分として同額分を計上していますが、歳出で説明したとおりです。  次に、第23款1項2目再生可能エネルギー等導入推進基金繰入金、第1節再生可能エネルギー等導入推進基金繰入金は、自家消費型風力発電施設「なぎさの白い風車」撤去費充当分として同額計上しています。  次に、第25款5項3目雑入、第3節衛生費雑入は、地域再生可能エネルギー導入促進事業目標設定)に係る国からの間接補助です。  最後に、資料はありませんが、組織改正について、令和4年度、環境政策課地球温暖化対策室をゼロカーボンシティ推進室に改称し、2050年ゼロカーボンシティの実現に向けて取り組みます。 ○美のよしゆき 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆宇野耕哉 委員  浄化槽設置補助制度について、今年度の状況を見ながら予算計上したとのことですが、次年度は何世帯を見込んでいますか。 ◎小泉英康 環境対策課長  今年度は、9月定例会に補正予算を計上したとおり、当初予算が不足しました。今年度の補助実績は、補正分も含めて130基です。来年度は、約100基分を予算計上しています。補正予算を組む際、工事業者から需要予測を出してもらい、合計160基強分を見込みましたが、実際は130基と余ってしまったので、まずは100基からスタートし、需要を見ながら、場合によっては補正予算で対応することもあり得ると思います。 ◆宇野耕哉 委員  ライフル射撃場の整備について、新年度は予算計上しないのかもしれませんが、今後のスケジュールが分かれば教えてもらえますか。 ◎清水洋 環境政策課長  令和4年度は、各申請等の手続関係や調査、設計を行い、順調にいけば令和5年度に建設を始め、年度内の供用を目指していると聞いております。 ◆風間ルミ子 委員  昨年の予算審査の際、温室効果ガス削減目標に関する答弁では、再生可能エネルギー導入ポテンシャル調査の結果で削減目標を決めたいとのことでした。新年度、新規事業もありますので、事業を進める上で目標が大事だと思います。先ほどの説明では、これから決めるとのことでしたが、目標について、考えをお聞かせください。 ◎清水洋 環境政策課長  一般質問で答弁があったとおり、2050年ゼロカーボンシティの実現に向けては、現行計画数値目標では難しいと考えていて、国と同等もしくはそれ以上の削減を目指していきたいと考えています。また、ゼロカーボンシティに関する事業の一つ、脱炭素先行地域選定要件評価事項は、実行計画が国の計画目標と同等以上であることですので、それを目指していきたいと考えています。 ◆風間ルミ子 委員  脱炭素先行地域の選定に向けて、ぜひ頑張ってほしいと思います。第一次が締め切られて、全国で100ぐらいのうち二、三十が決まった後の、残りの募集の締切りはいつですか。 ◎清水洋 環境政策課長  第1回の応募は2月末頃で締め切られ、結果が出るのが春頃、20から30くらい選定されると聞いています。令和4年度は年2回程度募集するとの話が国から来ていますので、スケジュールはまだ分かっていませんが、来年度中の応募を目指したいと思っています。 ◆風間ルミ子 委員  脱炭素先行地域については、幾つか類型がありますが、1つの類型で応募することになりますか。幾つかをまとめることになりますか。 ◎清水洋 環境政策課長  類型とは、例えば住宅地、商業地、公共施設が入るか入らないかなど、様々なものが考えられます。今、事業者から提案が来ていますので、来年度、専門委員会等を設け、そこで決定したいと思います。 ◆風間ルミ子 委員  目標を決める上でも、計画を立てる上でも、先行する南相馬市の取組を非常に高く評価しています。100%ではありませんが、太陽光と風力等を組み合わせ、既にほとんどが再生可能エネルギーで賄えるほどと聞いています。最初は復興住宅だったようですが、原発事故によって脱原発を基本に再エネにシフトし、スマートコミュニティーのような小規模なモデル的な町をつくった。そうした先進的な地域をつくっていく計画、考え方はあるのでしょうか。 ◎清水洋 環境政策課長  今回の脱炭素先行地域で応募するエリアがそれに該当すると思います。国は、太陽光の自家消費を中心に、自立・分散型を政策で進めていますので、それにうまく乗ってそうした地域をつくりたいと思っております。 ◆風間ルミ子 委員  ポテンシャル調査には、一般的な太陽光や風力のほか、岩室温泉の温泉熱の利用も含まれていたのでしょうか。 ◎清水洋 環境政策課長  今年度行ったゾーニング調査は、太陽光と陸上風力の2つで行いました。来年度は、地中熱等、熱利用のポテンシャル調査も併せて行って目標を決めていきます。 ◆林龍太郎 委員  宇野耕哉委員の質疑の続きで確認します。新聞報道にも出ていますが、今回のライフル射撃場の建設について、事業主体は新潟県と新潟県猟友会でしょうか。 ◎清水洋 環境政策課長  事業主体と大口径ライフル射撃場の運営は、一般社団法人新潟猟友会が行います。設置に当たり新潟県と県内全市町村が、建設費等を支援します。 ◆林龍太郎 委員  昨年度、調査・設計費として15万円、今年度も同等の額が予算に計上されましたが、建設費用も相応の額が本市の負担として発生すると考えてよろしいですか。 ◎清水洋 環境政策課長  令和2年度予算では、ライフル射撃場調査設計費として15万円を支出しています。県内全市町村、30市町村が各15万円ずつ、合計450万円、あと県も一部負担し、調査設計費総額900万円が、新潟県広域被害防止協議会に支出されています。そのお金はまだ使われていませんので、それを来年度、巻地域での調査・設計費に充てたいと考えています。建設費については、確定していませんが、順調にいけば令和5年度に建設されますので、令和5年度の当初予算に計上したいと考えています。 ◆林龍太郎 委員  当初は、秋葉区矢代田地区に建設したいとのことで、大変な御苦労をされ、説明会等をしてこられましたが、次の建設予定地では、住民への説明が十分に行われて、地域の合意を得たと感じていますか。 ◎清水洋 環境政策課長  猟友会、県、本市で地元コミュニティ協議会自治会に説明しました。コロナ禍の関係もあり、住民を集めた説明会ではなかったのですが、自治会に対しては丁寧に説明し、自治会内での協議の結果、同意をいただきました。  1つ発言の訂正です。先ほどの調査設計費について、猟友会は負担していませんので、県と県内市町村が調査・設計費を負担しています。 ○美のよしゆき 委員長  ただいまの発言の訂正申出については、委員長において許可することとします。(当該箇所訂正済み) ◆中山均 委員  ゼロカーボンシティ推進事業に関しては、高断熱住宅普及セミナーなどを開催するとのことでした。これについては、もともと新潟市COOL CHOICE推進チームで、今年度中に何らかの検討がされるとも聞いていました。建築部にも関わることですが、環境部として把握している範囲で、現在の取組を教えてください。 ◎清水洋 環境政策課長  今年度、高断熱住宅の普及については、住環境政策課建築行政課環境政策課で検討を進めてきました。活動内容は、国の動向の共有、課題の洗い出し、先進的に取り組んでいるところとの勉強会の開催等です。来年度は、このチームも含め、県、民間と組んだ新潟市エコハウス推進チーム意見交換を行いながら、どのように進めていくのかを検討したいと考えています。 ◆中山均 委員  説明のロゴマークとは、具体的にどんなものに対してどんなものを作成するのか教えてください。 ◎清水洋 環境政策課長  ゼロカーボンシティ推進事業として、2050年ゼロカーボンシティを目指す宣言を市民に広くPRするためのロゴマークや、耳に残るネーミングをつくっていきます。 ◆中山均 委員  断熱の独自指標などではないということですね。  次に、再生可能エネルギー施設の管理について、なぎさの白い風車撤去の理由は老朽化とのことですが、平成25年に設置してから10年未満、大体そのようなものなのかということ、また、当初から動かなくなるなどのトラブルがありましたが、設置以降これまでの収支、どれぐらいの費用がかかり、どれくらい自家発電できて、どのような効果があったか教えてください。 ◎清水洋 環境政策課長  当初、平成25年に設置したときは、20年間稼働し、売電収入によって設備の維持管理費等を賄えると想定していましたが、設置後にブレードの破損事故が発生しました。対策としてメーカー点検等を年1回行うこととなり、年間約120万円の赤字運営になりました。来年度は大規模修繕に940万円ほど必要で、想定以上にさびがひどかったようです。これまでの収支は、設置時に5,000万円、その後、売電収入を除いた累積の赤字が5,000万円を含め約6,100万円、売電収入は、ばらつきがありますが年間10万円前後です。 ◆中山均 委員  10万円というのは年間ということですよね。当初、様々な期待があったとはいえ、反省しなければいけない事業ではないかと思います。改めて、評価、総括をお願いします。 ◎清水洋 環境政策課長  当初、再生可能エネルギー普及啓発を目標とし、マリンピア日本海近くに風力発電として目立つ白い風車を設置しましたが、風力発電は小型のものも含めて海岸沿いにできていますので、一定の役割を終えたと考えています。ただ、累積赤字については反省しなければいけないと思っています。 ◆風間ルミ子 委員  なぎさの白い風車は20年の耐用年数の見込みが、大分早く7年で老朽化しました。老朽化すればやめるか、壊すか、建て替えるかだと思いますが、せっかく再エネを目指して建て、老朽化したら撤去では意味がないと思います。北区も含め、公共施設に形の違う風力発電も幾つかあります。再エネを進めていくためには、改めて建て直す、取り入れることも必要だと思いますが、考えをお聞かせください。 ◎清水洋 環境政策課長  再生可能エネルギー普及啓発を目的として設置し、今回、撤去にはなりましたが、マリンピア日本海に行く人等が通る場所ですので、今後は、事業者の話を聞きながら、太陽光や風力に限定せずPRできるような施設について検討したいと思っています。 ○美のよしゆき 委員長  ほかにありませんか。                    (な  し) ○美のよしゆき 委員長  以上で環境政策課及び環境対策課の審査を終わります。  次に、循環社会推進課及び廃棄物対策課の審査を行います。  循環社会推進課長から一括して説明をお願いし、質疑に当たっては、内容により廃棄物対策課長からも答弁をお願いすることとしたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
                      (異 議 な し) ○美のよしゆき 委員長  そのように行います。  それでは、循環社会推進課長から説明をお願いします。 ◎鈴木稔直 循環社会推進課長  議案第1号資料1、令和4年度環境部当初予算(歳入・歳出)の概要、1ページ、令和4年度当初予算総括表環境部)、1、歳入、循環社会推進課は、前年度比102.3%、約3,800万円の増で、主にスチールやアルミなど金属の売却単価上昇による物品売払収入の増などによるものです。  廃棄物対策課は、前年度比108.5%、約9,600万円の増で、主に古紙の売払い単価上昇による物品売払収入の増などによるものです。  次に、2、歳出、循環社会推進課は、前年度比98.4%、約7,300万円の減で、主に集中改革プランにも掲載されている、本市と阿賀野市で構成する一部事務組合阿賀北広域組合の解散に伴う負担金の皆減によるものです。し尿の処理量推移が今後減少傾向にあるため、処理施設の集約化により、令和3年度末をもって組合を解散します。  廃棄物対策課は、前年度比102.6%、約1億2,400万円の増で、主にごみ指定袋作成単価の上昇及び製造枚数の増による作製経費の増などによるものです。  5ページ、歳出、初めに、第4款2項1目清掃総務費のうち、ごみ分別の徹底と資源化の促進では、循環型社会の構築に向けて、リデュース、リユースを優先した3Rの推進に取り組みます。  家庭系廃棄物減量化推進事業事業系廃棄物減量化推進事業については、全国的な機運の高まりと本市の取組の成果もあり、ごみ資源組成調査の令和3年度の速報値で、平成30年度と比較して燃やすごみに占める食品ロスの割合が減少しました。引き続き、市民向け講座や学習の場の提供、各種コンテンツを活用した情報発信に努め、庁内関係課と連携して取り組みます。  また、環境課題に積極的に取り組む事業者等を応援する、環境優良事業者等認定制度では、既存の3Rの推進、ゼロカーボンの2部門に加え、令和4年度から食品ロス削減部門の運用を開始するとともに、フードシェアリングサービス事業者との連携により、さらなる食品ロスの削減に努めます。  また、家庭ごみ減量化策としての、電動生ごみ処理機などの購入費補助や、段ボールコンポストの販売数は増加傾向ですので、引き続き周知や普及に努めます。  プラスチックの排出抑制として、温室効果ガス削減につながるバイオマスプラスチックを使用したごみ指定袋の導入については、先進他都市の事例や製造コストを踏まえ検討を進めます。  きれいなまちづくり推進事業は、新潟駅南口喫煙所を更新し、煙が通路側へ漏れにくくなるよう改修します。当初予定していたコンテナ型設置では制約が多いため、現存躯体の活用を予定しています。  次の豊栄郷清掃施設処理組合負担金は、本市と聖籠町のごみ処理に関する一部事務組合への負担金です。  次の清掃総務諸経費のうち、清掃手数料関係帳票等作成事業については、納入通知書などの印刷業務における業者の選定、プログラムの構築、運用等を複数年で行うため、令和5年度から令和7年度の経費について、併せて債務負担行為を設定するものです。  次に、6ページ、第2目ごみ処理費、環境に配慮したごみ処理体制の充実のうち、粗大ごみ受付業務コールセンター事業では、AI機能を搭載したチャットボットを構築し、年間10万件の受付件数のうち8割を占める電話受付件数の軽減を図ります。また、ごみに関する問合せを24時間受け付けることが可能となるため、市民サービスの向上につながります。  第4目清掃施設費、環境に配慮したごみ処理体制の充実のうち、新焼却施設整備事業は、亀田清掃センター建て替えに伴う経費です。今年度末に施設整備基本計画を策定し、令和4年度はPFI等を含む事業手法の選定や環境影響評価を行います。なお、令和6年度の事業者選定に向けた支援業務については、複数年を要すため、併せて債務負担行為を設定するものです。  新田清掃センター破砕施設基幹改良事業は、稼働して21年を経過する施設の老朽化した主要設備の更新に向けて、令和4年度は基本計画の策定に着手します。  続いて、7ページ、歳入、初めに、第19款2項3目衛生費国庫補助金循環型社会形成推進交付金は、亀田清掃センター建て替え新田清掃センター破砕施設基幹改良事業に係る国からの交付金です。  次に、第20款2項3目衛生費県補助金消費者行政推進事業等補助金は、食品ロス削減推進事業に係る県からの補助金です。  次に、8ページ、第21款2項2目物品売払収入、主なものは、家庭から排出されたアルミ缶スチール缶、古紙など売却単価上昇傾向にある資源物の売払い収入です。  次に、第25款3項2目衛生費受託事業収入、豊栄郷清掃施設処理組合の処理施設の停止等に伴い、新田清掃センターでその処理を受託する収入です。  続いて、資料2、令和4年度予算ごみ処理手数料の市民還元事業について、市民還元事業は、令和元年度の清掃審議会の答申を踏まえ、令和3年度の予算より、(1)、資源循環型社会促進策から(4)、未来投資に向けた取り組みまでの4本の柱で構成しています。予算額は、歳入のごみ処理手数料収入から歳出の指定袋作製等経費を差し引いた金額で、各事業の合計と同額の4億8,326万5,000円を見込んでいます。財源を活用する各事業は、記載のとおりです。令和4年度からは、環境政策課から説明があったゼロカーボンシティ推進事業のうち、高性能省エネ住宅普及促進の取組に対し、(2)地球温暖化対策として新たに財源の活用を予定しています。 ○美のよしゆき 委員長  ただいまの説明に質疑はありませんか。 ◆宇野耕哉 委員  食品ロスが減っているのは非常にいいことだと思います。聞き逃したのかもしれませんが、これは家庭ごみについてでしょうか。 ◎鈴木稔直 循環社会推進課長  本市は、平成30年度と令和3年度に、ごみと資源の組成調査、簡単に言うとごみの中身を確認する調査を行い、この2か年では、初めて食品ロスの削減の項目を設けています。家庭系ごみでは5.2ポイント、事業系ごみでは0.7ポイント減少しました。 ◆宇野耕哉 委員  次に、新潟駅南口喫煙所の更新について、他都市では喫煙所がしっかり整備され、それによって美観や分煙が保たれています。本市は喫煙所が少ないとも言われますが、今後、更新ではなく増設などはありますでしょうか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  現在は、市内で最も人通りの多い新潟駅前と駅南口に、公設の喫煙所を設けていますが、駅前については、令和5年の初夏頃には、駅前広場の工事のため、塀で囲まれ使用できなくなることを確認しています。予算で計上した駅南口喫煙所の改修については、当初、コンテナ型の囲った形のものを想定していたところ、通路にコンテナを置くのは制約があるとのことで、道路側の塀を少し高くして煙が通路側に漏れにくい形で計画しています。今後、増設する予定があるかについては、令和2年4月の健康増進法改正により、屋内で喫煙できず屋外に出る人が増えていますので、人通りの多い場所の喫煙所設置が必要ではないかとのことから、駅前広場内は難しいですが、周辺で場所を探しています。来年度は、中央区役所とともに、地元への説明等も始めたいと考えています。数については、少し間が空きますが、現状の2施設を何とか維持したいと考えています。 ◆宇野耕哉 委員  新潟駅以外のところでは、全く考えていないと理解してよろしいでしょうか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  現在は人通りの多い、駅周辺のみを考えています。また、駅周辺、万代地域、古町地域に路上喫煙制限地区がありますが、万代では、新しいバスセンターの中に民間が喫煙所を設置していることを確認しています。古町は喫煙する場所がないとの意見をいただくことがありますが、今のところ設置予定はありません。 ◆宇野耕哉 委員  分かりました。  次に、以前説明があった20リットルの袋の欠品について、新年度以降は、製造を分散したり、1か所が駄目でも最低限の確保ができるよう発注を分散したりすることはありますか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  このたびの可燃のごみ袋20リットルの欠品が生じている件については、市民、取扱店の皆様に大変な御不便、御迷惑をおかけしていることを、この場をお借りしておわびします。  対策については、今年度前半、購入後のごみ袋を保管する倉庫の増床を倉庫会社に交渉し、変更契約を結び、多く保管する準備をしていました。これは、令和2年1月頃から新型コロナウイルス感染症が中国から始まり、その当時から工場が閉鎖または稼働せず入荷が遅れるのではないかという話が度々あったためです。そのほか、令和2年度中は、世界的な異常気象による台風で、ベトナムや中国の工場周辺が水浸しになって作業員が集まれなかったり、船の入港が遅れたりしたこともあって、こうした遅れに対応するためにも、保管数を増やす計画をしていました。今年度は、倉庫の変更契約によって購入数を増やす計画でしたが、秋の入札の頃に原油価格が急騰し、想定していた入札スケジュールが狂ってしまい、納品が遅れたことが今回の欠品の要因の一つですので、まず倉庫の保管量を増やすことから行っています。分割発注については、卸業者の関連する製造工場は、今年度、25件のうち14件が中国、11件がベトナムにあり、また工場は各国内で分散していると聞いています。 ◆宇野耕哉 委員  市としては、倉庫の増床で対応していて、直接工場に発注することはないのかもしれませんが、昨今のロシアとウクライナの状況を考えるといつ物流が止まるか心配です。しっかりと対応してほしいと思いますが、どんなことが考えられますか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  海外での製造は、世界情勢等の影響を受けやすいと如実に感じています。ただ、国内も検討していますが、やはり単価が非常に高くなります。また、本市の指定袋の全ての種類、総量を国内だけで製造するのは難しいことも確認していますので、今のところは、まず十分な保管量を持つことを対策として考えています。 ◆風間ルミ子 委員  説明では、バイオマスプラスチックについて検討するとのことでした。先行しているところもありますが、取組についてお聞かせください。 ◎鈴木稔直 循環社会推進課長  バイオマスプラスチック製のごみ袋については、一昨年11月頃、約200名の市民モニターに、バイオマス素材10%、25%の袋を1人当たり各10枚使用してもらい、使い勝手について、おおむね8割以上から特に問題なしとの回答を得ました。また、これは魚沼産の米を由来にしたごみ袋でしたが、技術も日進月歩で、米にでん粉を混ぜた新しい素材も出てきたため、これも試してみようというところ、指定袋の製造が原油高の影響を受けましたので、値が落ち着くかを見極めながら、導入について考えたいと思っています。 ◆風間ルミ子 委員  市民還元事業の乾燥生ごみ拠点回収の実施は、今までも実施していたのか、新しい事業なのか、お聞かせください。 ◎鈴木稔直 循環社会推進課長  これは継続事業です。各家庭で、機械で乾燥させた生ごみを3か所の拠点で収集し、堆肥に回す事業です。 ◆風間ルミ子 委員  全市で3か所ですか。 ◎鈴木稔直 循環社会推進課長  すみません。各区役所で収集していますので、8か所です。 ◆林龍太郎 委員  市民還元事業のゼロカーボンシティ推進事業、高性能省エネ住宅普及について伺います。高性能省エネ住宅については、建築部にも話がきているようですが、業界からは、高性能、高断熱の住宅を造るための市独自の基準をつくってほしいという声があります。市民への認知度向上のためのセミナーとは、どんなことを認知してもらうものかを教えてください。 ◎鈴木稔直 循環社会推進課長  まず、高性能住宅のよさを幅広く知ってもらい、そこから事業者、市民、施主いわゆる家を建てる人に制度を周知しようというものです。 ◆林龍太郎 委員  高性能住宅の普及等については、環境部と建築部が同じベクトルを向いていないとうまくいかないと思いますが、いかがでしょうか。 ◎鈴木稔直 循環社会推進課長  おっしゃるとおりです。両部が両輪になって、脱炭素へ向けて実施すべきと思っています。 ◆小山進 委員  AIチャットボット導入は新規事業ではないようですが、以前から導入していたのでしょうか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  来年度、新しく構築し導入する事業です。 ◆小山進 委員  令和4年度当初予算編成について、30ページ、ごみ分別及び粗大ごみ受付チャットボットの構築は、拡充と記載されていますが、新規ですね。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  粗大ごみ受付センターでは、現在、電話とインターネットで粗大ごみの申込みを受け付けています。そこに、ごみの出し方について24時間いつでも問合せできるAIチャットボット機能を追加するため、拡充としています。 ◆小山進 委員  そうすると、記載の金額の600万円は事業費、導入経費でしょうか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  粗大ごみ受付コールセンターは、5年ごとに調達していて、現在第3期です。その電話等受付オペレーターとは別に、問合せを受けるAI機能を開発、運用するためのものです。 ◆小山進 委員  新年度、いつ頃からチャットボットを導入する予定ですか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  現在、分別に関する問合せを含めると年間10万件を超える問合せがあり、そのうち電話が8割、インターネットが2割です。導入により、電話の問合せ件数を年5%削減することを目標にしています。検証後、9月頃の導入を目指して進めたいと考えています。 ◆小山進 委員  そうすると、5%の削減効果とは、9月から導入してそこから5%削減ということですか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  年間件数の5%程度と考えています。 ◆小山進 委員  新年度は9月からとのことで整理できましたが、次の年度は、どのぐらいの削減効果を見込んでいますか。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  年間5%減を目指していきます。来年度は、開発、導入し、残りの半年間で試行します。年間を通して運用するのは、令和5年度からの計画です。 ◆小山進 委員  導入による5%の削減効果は、今後継続して運用していく中での目標で、来年度も9月からの導入であってもあくまで5%を目指すことで予算措置したわけですね。 ◎南雲洋子 廃棄物対策課長  おっしゃるとおりです。 ◆中山均 委員  先ほどの食品ロスについて、組成調査とはサンプリングか何かでしょうか。そうすると、その割合は減っているとのことでしたが、食品ごみの総量の傾向がわかる統計はありますか。 ◎鈴木稔直 循環社会推進課長  まず、家庭系燃やすごみについては、平成30年度比で生ごみ全体が8.5ポイント減少しています。傾向として、紙類が増えていますが、この組成調査の結果はホームページでも公表していますので、また御紹介しますし、御覧いただければと思います。 ○美のよしゆき 委員長  ほかにありせんか。                    (な  し) ○美のよしゆき 委員長  以上で循環社会推進課及び廃棄物対策課の審査を終わり、環境部の審査を終わります。  次に、昨日の本会議において新たに当委員会に付託されました陳情の趣旨説明の可否についてお諮りします。文書表は御手元に配付のとおりです。  陳情第166号新潟市東区牡丹山4丁目の市道の管理についてです。参考までに申し上げますが、提出者から趣旨説明をしたいとの申出はありませんでした。趣旨説明についてはいかがいたしましょうか。                 (「結構です」との声あり) ○美のよしゆき 委員長  それでは、趣旨説明については受けないということで御異議ありませんか。                   (異 議 な し) ○美のよしゆき 委員長  そのように決定します。  なお、審査当日は、議事運営を円滑に進めるため文書表の朗読を省略したいと思いますので、御承知おき願います。  以上で陳情の趣旨説明の可否について終わります。  以上で本日の日程を終了し、委員会を閉会します。(午前11:05)...